カビの原因

保管していたバッグにカビが発生!その原因は?
1.温度
温度

カビは4℃からでも、徐々に増殖しますし、冷蔵庫の中でもカビは発生します。

ただ、室内のカビは「20℃~30℃」の温度が最適で繁殖します。


2.湿度
湿度

カビは、湿度の高い環境を好みます。

「70%~95%」の湿度がカビの繁殖の条件に当たります。


3.カビの栄養源
カビの栄養源

カビの栄養源は、食べ物の栄養素「タンパク質、炭水化物、アミノ酸、脂肪」などを好みます。

つまり、食べかすがほんの少しでも付着していると、増殖の原因になりますよね!

また、「垢(あか)、髪の毛、フケ、皮脂、汗」などや、ホコリや有機物も栄養源にしています。

ですので、汚れの全てがカビの栄養源になりますね!

綺麗に見えても、意外に汚れは付いています。
ので、綺麗だからカビが発生しない!は、通用しません!

カビが発生する「温度と湿度」

温度「15℃~30℃」・湿度「70%~95%」
カビが発生する「温度と湿度」

結露を起こしやすい部屋や、風通しが悪い場所に発生しやすく、特に1階の部屋は、カビの発生が高いので注意が必要です!

カビを目視で確認して、初めてカビの存在を認識する場合が多いですが、カビが発生した時は、目視では見えないところから始まり繁殖していきます。

カビの増殖を予防!正しい保管方法

  • 高温多湿のところには置かない!
  • 湿ったまま(濡れたまま)放置しない!
  • クローゼットに長期間、詰め込んで放置しない!
高温多湿
湿ったまま放置しない
クローゼット
  • ビニール袋に入れたまま保管しない!
  • 箱にしまい込んで保管しない!
  • 通気性の良い袋(不織布)で包む!
箱に入れない
不織布保管袋
不織布保管袋
Amazon
  • バッグの中に(紙の詰め物)を入れる
    詰め物(通称アンコ)

新聞紙は、湿気を吸う一定の効果(吸収)してくれます。
バッグの中に新聞紙を詰めることでカビの予防にもなりますが、除湿が多いほど適度に新聞紙の交換が必要になります。

  • 除湿剤
防虫剤・除湿剤には注意

湿気対策として、市販されている乾燥剤もあります。
市販されている乾燥剤の中に、香り付きのもありますが、バッグを保管するに当たっては、無臭タイプが望ましいです。

また、乾燥剤を沢山(大量)に入れすぎると、必要以上に革の水分まで吸収してしまい、革が傷んでしまう原因になるため、使い過ぎには注意が必要です。

保管環境によっては、1個で十分な場合が多いです。

カビが発生した!カビの落とし方

革製品のバッグに付いたカビの落とし方
水拭き
水拭き

軽いカビの場合、水ぶきで取れる場合もある

革にダメージを与えてしまう可能性もあるために注意が必要です。


天日干し

軽いカビの場合、天日干し
「天日干し」は、紫外線による雑菌効果が期待できます。

天日干し
  • 濡れタオルでやさしくカビを拭き取る
  • 屋外(日の当たる場所)で、干して乾燥させる
    ※紫外線の多い時間帯(10時~14時)がベスト

天日干しは、日焼けをしてしまう可能性があるので注意!
(夏場は1時間程度、冬場は2時間程度)

適度な時間を調整して対応すること。
※革が型崩れの原因になってしまうこともあるので注意!


重曹水

重曹は、水ぶきで落しきれないカビを除去するのに効果的

重曹には、雑菌の増殖を抑える「静菌効果」がありますが、完全にカビを取り除くまでの洗浄力はないです。あくまで、ある程度の除去、或いは、予防的な効果となります。

重曹水で拭いた後は、クエン酸とオリーブオイルで塗り込む
重曹水で拭いただけだとバックの油分が取れてしまい革が白っぽくなってしまうのを防ぎます。

重曹水
  • 水100mlに対して小さじ1の重曹を溶かして重曹水を作る
  • 重曹水を含ませてた布で、バッグのカビを拭き取る。
  • クエン酸とオリーブオイルを1対1で混ぜたものを布に含ませてバッグに塗り込む。
  • 表面に残った油分は、乾いた布でしっかり抜き取る
    ※油分が残ってしまうとカビの原因になるので注意

革の色落ちが発生する可能性もあるので、注意しながらの作業になります。


市販のカビ落とし

革製品のカビケアスプレー

  • 大切な革製品をカビから守る!
  • カビ取り・発生抑制・消臭のトータルケア!
  • 抗菌成分が皮革製品に除去し、抑制!
  • 天然アロマ配合でカビのイヤな臭いも防ぐ!
  • スエードやヌバック等の起毛皮革にも使える!

モールドクリーナー

  • 用途:スムースレザー、スエードヌバックの靴、パンプス、ブーツ、スニーカー、バッグなど
  • 主成分は除菌力が高い有機ヨード
    ※有機ヨードは海藻などに含まれる天然成分
  • シーズンが終わり翌年まで革製品を長く保管する際!

カビホワイト

  • 革製品、布製品や衣類などに使用できるカビ取り剤
  • アルコールタイプのため革や生地を傷めず、カビのエサとなる菌を除菌できるため、防カビ消臭が長期間持続

カビ取り&クリーナー プロ仕様

  • ドライクリーニングの技術を応用して開発された皮革専用のカビ取りクリーナー
  • 安全性の高い抗菌成分が、皮革表面に発生したカビや汚れを素早く落とし、カビの再発を抑えます。
  • 皮革製品(レザージャケット、ハンドバッグ、靴、ブーツ、等)のお手入れにご使用ください。スエード、ヌバック等の起毛革にも使用できます

商品によっては、取扱いに注意が必要だったりします。

カビと一緒に革製品の色も落としてしまったり、変色する可能性もあるため、良く成分を確認しながら、注意して塗布してください。

※目立たない場所で確認してから行うことが重要です。


嫌なカビの臭いを取るには?
緑茶(茶殻)
  • 緑茶にも消臭効果があります。

使用した「茶殻」を乾燥させたものを、ティーバッグのようなもれないもので包みバッグに入れときます。